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MCIスクリーニング検査

MCIスクリーニング検査は、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の兆候を早期に発見できる血液検査です。詳しくはお問い合わせください(TEL:047-306-3557)

クリニック概要
せきぐちクリニック 外観

当院の駐車場がいっぱいか停めにくく、50m先のベアビルタワーパーキングに駐車された場合は、1時間無料券を差し上げます。

浦安せきぐちクリニック
〒279-0004
千葉県浦安市猫実5-17-27
TEL. 047-306-3557
駐車場・駐輪場有
→アクセス・地図

診療時間
9:00~12:30/15:00~18:30
休診日:日曜 祝日

診療時間外は、セキュリティーのためエレベーターが使用できなくなっております。原則、午前は8:45から、午後は14:45からお入りになることが可能です。御用の場合はインターホンをお使いください。

浦安せきぐちクリニックは難病指定医です

記事一覧

患者さまと呼ばないで!

2014年4月20日

当院では「患者さま」と呼ばないようにとスタッフ教育をしております。当たり前です。患者という意味は、「心を突き刺すものがあってうれいている者」、これに相当する英語のpatientも「苦しみに耐えている者」という意味です。こんな悪い意味の言葉に「様」をつけるなんて変だと思いませんか?

西日本新聞に以下のような記事を見つけ自分の考えがずれてはいないのだと安心しました。少し紹介させていただきます。

<原文>医療機関で「患者さま」と呼ばれることにようやく慣れてきたが、最初のころは違和感でむずむずした。「お願いですから、患者さまと呼ばないで」と頼んだら、看護師さんからけげんな顔をされた。「せっかく丁寧にお呼びしているのに、なんて偏屈な患者さま!」と思われたのかもしれない。ある看護部長によれば「『患者さま』とお呼びすると、その後にぞんざいな言葉は続けられませんから、スタッフの接遇教育にはありがたい言葉です」ということだ。そうかもしれないけど、できれば、この呼称はやめてほしい。「波多江さま」という呼び方はまだしも「患者さま」はちょっと不自然。そもそも、日本語としておかしい。「お客さま」と違って「患者」という言葉に「さま」という敬称はなじまない。患者という漢字は〈心を串(くし)刺しにされた者〉であり、英語のペイシェントの語源も〈苦しみに耐える〉という意味を持つラテン語だ。ネガティブな言葉に「さま」を付けるのはおかしい。患者の多くが私と同じ意見だと思う。医療過誤で感染症になった知人は「患者さまなんて呼ばれる筋合いはない」と怒っている。患者へのアンケート調査によると「患者さん」で十分という意見が7割にも上るという。

患者さまと呼ばれたい人はいません。私もその一人です。繰り返しますが、当院では「患者さま」と呼ばないようにとスタッフ教育をしております。

関節リウマチ診断前のメトトレキサート治療の有用性(浦安・新浦安・行徳・葛西・船橋のリウマチ科・内科・皮膚科・泌尿器科のクリニックならばせきぐちクリニック)

2014年3月30日

浦安のリウマチ科・内科・皮膚科・泌尿器科のせきぐちクリニックの院長、関口です。

the PROMPT studyというものがありました。
これは、関節リウマチの診断がつかない関節炎をもつ方をメトトレキサートで治療する、しないの2群にわけて、その後の結果をみるというものです。
このたび、その5年目の成績がでましたので紹介します。

この研究は、110人の診断が確定しない関節炎の方を、それぞれメトトレキサートで治療する(55人)、しない(55人)の2群にわけて5年後の関節リウマチと診断がつく方がどれくらいか、レントゲンでの骨破壊進行度はどのくらいか等の検討を行うことが目的です。

結果はどうであったかというと、メトトレキサート治療を受けた中の25人と治療を受けなかった中の29人が1987年版での関節リウマチの診断がつきました。
メトトレキサートは抗CCP抗体陽性だが、まだ関節リウマチと診断がつかないという状態から関節リウマチと診断できる状態までに至るスピードを遅くすることができる人もいるという結論ですが統計的には有意ではありません。な
お、治療を中止しても良い状態を保つことができた35人のうち20人は初期からメトトレキサート治療を受けていたが、35人のうち32人は抗CCP抗体は陰性でした。
予後不良因子と呼ばれる抗CCP抗体が陽性の方はメトトレキサート治療にかかわらず骨破壊が進行することもわかりましたが、これも今まで言われている通りの結果でした。

2010年に関節リウマチを診断する為の分類基準が変更され、本研究開始当時は1987年版の診断用分類基準による関節リウマチの診断であったため、再度、2010年版に照らし合わせての再検討もなされましたが43人(39%)が研究開始時から関節リウマチであったと診断されました。

結論として、関節リウマチへの進展予防などメトトレキサート治療開始1年で認められた効果は治療を受けた受けないに関わらず5年後では有意差はつかず結局かわらないという結論で、関節破壊進展予防も認められませんでした。
これはひとつの参考として、今後の診療に役立てていこうと思います。

コーヒーと疾患との関連性

2014年3月23日

コーヒーは、世界中の人に愛され飲まれており、その昔、銀座でブラジルコーヒーを飲む(銀ブラ)という言葉があったようにブラジルがその生産量では圧倒しております。
コーヒーは、カフェイン、ポリフェノールを含み中枢神経刺激作用、心筋収縮作用、胃液分泌作用を持ちます。
紅茶や緑茶1杯の中に含まれているカフェイン量が30mgとするとコーヒー1杯では150mgのカフェインが含まれております。
コーヒーの良い点は、研究論文(コホート研究)から引用してみると、「コーヒーを飲むと肝癌の危険が減る」、「コーヒーを飲むと血圧が5mmHgくらい減る」、「コーヒーを飲むと心臓病や脳卒中の危険性が減る」などがありました。

コーヒーには中枢神経刺激作用や心筋収縮作用があるので心臓には悪いのではないかと考えられる方もおられるかと思いますが、例えば1日10杯以上飲まれるとか、体質的にコーヒーに敏感ということがなければ心房細動や心室性期外収縮と言った不整脈がおこる頻度が増えるということはないとされております。

病気の説明をすると、食事との因果関係がないかと尋ねられることがたびたびございます。
確かに気になるのは無理もないと思います。
TVなどの広告で、この食品が○○に良いなどとありますが特定保健用食品の治験に携わった経験からすれば臨床で使用する医薬品に比べるとその診査は大変甘いです。

○○を良く食べる・飲む人が、例えば癌になりにくいというには実は多量の摂取が必要とされます。そこで肝臓癌を心配し、コーヒーをがぶ飲みしたらどうなるかと言えば不眠症や胃痛で悩むことになるでしょう。過ぎたるは及ばざるがごとしの例えのように適量が必要なのですが、その適量はどのくらいの量かは実際のところはっきりとは分かりません。食品が疾患に対してどのように有効かを検討するため、有効成分を抽出したものを錠剤にして服用して関連性を調べることがあります。しかし、結果は予想どおりになることも少なく研究の難しさが伺われます。食品に関しては、日常生活を送るにあたり、その成分を絶対取らなくすることは難しく多数を長期間観察してはじめて結論が得られる、加えて、生活習慣、仕事、ストレス、環境などが影響を及ぼすので果たして対象となった食品だけが良く働いたのかという問題が絶対でてきます。

○○という食品が体に良いというのは、関連する因子がとても多く統計的にも胡散臭い点が否めないので参考にする程度で良いと個人的には考えております。

関節リウマチ:メトトレキサートと妊娠

2014年3月16日

関節リウマチの方は、妊娠可能年齢の方も多く、治療の第一選択薬であるメトトレキサートが胎児奇形発生の危険があることから不用意な妊娠は避けなければなりません。
通常であれば、関節リウマチの治療をまず優先し、病状が安定化してからメトトレキサートを休薬し妊娠となりますが、休薬はどのくらいすれば良いか様々な意見もあるため、まとめてみました。

妊娠・授乳希望への対応:
メトトレキサート内服にあたり児へのリスクを説明し内服中は避妊を要請する。メトトレキサート内服中の方が妊娠を希望された場合、女性でも男性でも妊娠計画の少なくとも3ヶ月前にはメトトレキサートを中止することが推奨される。授乳中はメトトレキサートの内服は禁忌である。
(日本リウマチ学会 関節リウマチ治療におけるメトトレキサート診療ガイドライン2011年)

妊娠を希望する場合は、メトトレキサート中止後、少なくとも正常な月経が2回、できれば3回以上あった後の妊娠が望ましいです。
(埼玉医科大学総合医療センターリウマチ・膠原病内科教授 天野宏一先生)

妊娠する可能性のある婦人に投与する場合は、 投与中及び投与終了後少なくとも1月経周期は 妊娠を避けるよう注意を与えること。男性に投与する場合は、投与中及び投与終了後少なくと も 3 カ月間は配偶者が妊娠を避けるよう注意を 与えること。
(メトトレキサート添付文書)

10mg/週以上のメトトレキサートを妊娠6~8週まで服用していた場合は胎児奇形の心配がある。
より高容量のメトトレキサートを服用していた場合は、心奇形、肺動脈弁閉鎖症、頭蓋骨癒合、四肢欠損などの胎児期障害の危険性が増す。
(Current Opinion in Pharmacology 2013, 13:470-475)

血清ヘリコバクターピロリIgG抗体

2014年3月12日

自治医科大学健診センター消化器内科冨山先生が72例を検討されヘリコバクターピロリ菌を除菌した場合、72例の全体としては血清ヘリコバクターピロリIgG抗体価は除菌前78.4U/ml、除菌後1年で11.9U/ml、その後、緩やかに低下し除菌後9年でやっと0U/mlになるそうです。

個々の抗体価低下を4パターンに分類すると、①除菌後1年で抗体陰性化(約38%)、②除菌後1年後に抗体価が半分以下になり数年かかって陰性化(54%)、③除菌後1年で抗体価は半分までは下がらず数年かかって半分以下に低下(約3%)、④除菌前と比較しても半分まで低下しない(約5%)ということがわかりました。

ヘリコバクターピロリIgG抗体価は除菌1年後でも62%が陽性、3年で35%、7年で10%、9年後で0%となかなか抗体価が下がらないというデータはとても貴重で役立ちました。

インフルエンザ

2014年3月11日

まだまだ学級閉鎖となるほどインフルエンザが流行しております。
熱が高い状態が続くと、重症になる児童もいます。
なるべくカロリーをとり、早めの解熱が重要です。

インフルエンザワクチン開始と謝辞

2013年9月15日

本年も、10月からインフルエンザワクチン接種を開始させていただきます。
接種料は、6ヶ月から3歳未満:1回1500円、3歳以上:1回2000円です。
ご来院順にお呼びしますので、不本意ながらお待たせすることもございます。予めご了承いただければ幸いです。水曜日午前中と木曜日がワクチン接種は、比較的お待たせする時間が少ないのでお勧めです。

謝辞
いつも当院をかかりつけとして、お選びいただきありがとうございます。
内科・リウマチ科をより良くする為に、水曜日午前は慶応義塾大学病院リウマチ内科石岡先生、木曜日は順天堂大学医学部付属浦安病院膠原病内科池田准教授をお招きし私と2診体制で診療させていただいております。
皮膚科も火曜日午前と限られてはいますが、慶応義塾大学病院皮膚科種瀬先生をお招きし内科・リウマチ科と2診体制で診療させていただいております。

当院の診療に携わる医師全てが大学病院の現役医師で、日々進歩する医療に遅れをとらず古き良き医療に加え最先端の医療のご提供が可能であることが当院の特長でございます。最近では、地域は限定させていただいておりますが水曜の9:00~11:00の間に往診に伺わせていただいております。これからも、地域医療の貢献とより良い医療を心がけ努力していきたいと思います。

皆様あっての当院でございますので、是非、行き届かない点がございましたらお声がけください。なにとぞよろしくお願いします。

せきぐちクリニック(内科・皮膚科・リウマチ科)  院長 関口 直哉

外来での関節リウマチの説明

2013年5月1日

関節リウマチの説明には、しばしば「自己免疫」「サイトカイン」「TNFアルファ」「IL6」「CRP」「リウマチ因子」「抗CCP抗体」「メトトレキサート」「抗リウマチ薬」「生物学的製剤」という言葉が登場します。
自分が、医師でなければ説明されても理解できる自信がまったくありません。医師が良かれと思って説明しても難しすぎるのです。そこで、炎症反応という言葉をヒントに関節リウマチを火事に例えて説明しております。

例えばこんな感じです。

関節リウマチは関節に自然発火で火事が起こる病気です。
この火事の炎の大きさがCRPという数値で表されますし、自然発火しやすさが「自己免疫」「リウマチ因子」「抗CCP抗体」などです。

当たり前ですが、火事は見つけしだい消し止めないと大変なことになります。炎が大きければなかなか消し止めるのは大変ですし、早く消し止めないと燃え尽きてしまいます。
つまり、消し止めるスピードと力がたいへん重要です。火事をバケツリレーで消そうとしたら、燃え尽きてしまいます。
このバケツリレーに相当するのが今までの「抗リウマチ薬」です。

火を消すには最低でも放水車が必要で放水車に相当するのが「メトトレキサート」「生物学的製剤」による治療です。残念ながら、どんなに早くに火を消し止めても火事の痕は残ってしまいます。この火事の痕がのちに痛みとなり現れなんとなくわずらわしくなるものです。

どうですか、少しは補足になりましたでしょうか?

関節リウマチ~超音波検査

2013年4月9日

超音波は苦痛のない簡単な検査です。
関節、滑膜、腱などの異常を評価するために最近好んで用いております。

超音波検査は以前からあるものなのですが、私が研修医の頃には誰も見向きもされませんでした。関節リウマチ治療が後手に回っていた時代ではレントゲンでしっかりと骨破壊が進行する過程を評価していくということになるわけです。

しかし、最近は骨破壊が起こらないうちに先手を打って治療を開始するのでレントゲン検査ではわかりません。なによりも被爆せず骨表面も評価でき血流も鋭敏に評価できる超音波検査はたいへん心強い味方です。

関節リウマチ~治療

2013年4月4日

関節リウマチの診断後、治療が開始されますが発症から半年未満と半年以上で大まかに分類し基本的には関節破壊が進行しやすいタイプかどうかと合併症を考慮し適切な薬剤が決定されます。

薬剤は内服薬と注射薬にわけられますが、内服薬は世界で70%以上の関節リウマチの方が服用しているメトトレキサートを代表とする免疫抑制薬を用い、異常になった免疫システムを調整します。
注射薬は、関節リウマチを引き起す物質や細胞の分子を抑え込むように設計された生物学的製剤と呼ばれるもので、効果は高いのですが医療費がかさむのが難点です。

これらの薬剤を駆使して、病気の勢いを徹底的に抑え込み不自由のない生活を送れるようにするという目標達成に向けた治療(T2T)が大原則です。
そして、長期にわたり良好な状態を維持していくためにも3ヶ月ごとに現在の治療法が効果的かを評価し、効果不十分の場合には変更していくということが推奨されております。さらにリハビリテーション、関節破壊のために歩行や日常生活が不自由になった場合の手術療法があります。

何よりも大切なことは、自らの病気を理解し、より良い状態を維持するために、無理がないよう日常生活を管理し、感染症や副作用の徴候などがあれば早めに主治医に相談するという姿勢です。

治療はいつまで続けるべきかというと、治療により安定化した異常な免疫システムが治療を中止した場合、いつ暴走するかは予測できません。
副作用などの問題がなければ治療継続が望ましいのですが、治療を中止しても悪化しない方がいるのも事実です。

現在は、どういう方が治療を止めても大丈夫かということは研究段階のため、わかりません。治療中止をお考えの場合には主治医と相談してください。

以下のリンクから問診票(リウマチ科は初診用と再診用があります)をダウンロードしていただき、あらかじめ記入してご来院いただきますと、比較的スムーズにご案内することができます。ご協力をよろしくお願いいたします。

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