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MCIスクリーニング検査

MCIスクリーニング検査は、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の兆候を早期に発見できる血液検査です。詳しくはお問い合わせください(TEL:047-306-3557)

クリニック概要
せきぐちクリニック 外観

当院の駐車場がいっぱいか停めにくく、50m先のベアビルタワーパーキングに駐車された場合は、1時間無料券を差し上げます。

せきぐちクリニック
〒279-0004
千葉県浦安市猫実5-17-27
TEL. 047-306-3557
駐車場・駐輪場有
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診療時間
9:00~12:30/15:00~18:30
休診日:日曜 祝日

診療時間外は、セキュリティーのためエレベーターが使用できなくなっております。原則、午前は8:45から、午後は14:45からお入りになることが可能です。御用の場合はインターホンをお使いください。

せきぐちクリニックは難病指定医です

その他の診療

健康診断 - 検査結果の解説

医師から勧められた、または、健康診断で検査をしたのは良いが、結果の意味がわからない・・・。一番良い方法は、直接、お聞きくださることですが、聞き忘れた場合などを考え、ここに記しました。わかりやすくするために多少、厳密さにかける表現を取らざるを得ない点は、お許しください。(改訂は、定期的にしていきたいと思っておりますので、分かりにくい点、見にくい点、追加すべき項目などありましたら、お教えください。)

肝・胆道機能検査

何も症状もなく元気に過ごしているのに、健康診断でいきなり「肝機能異常」を指摘されビックリされる方もおられると思います。

代表的な検査としては、AST(GOT)、ALT(GPT)、LDH、γ-GTP(ガンマGTP)、ALP(アルカリフォスファターゼ)、そして黄疸を表すBil(ビリルビン)などでしょう。これらは、肝細胞がいろいろな原因で障害されると、流出し、数値が上昇してきます。なお、検査値全体に言えることですが、ひとつの検査値がひとつだけ意味をもつというわけではありませんので、検査項目がそれぞれに関連していますので、検査値全てを総合的に判断する必要があります。

AST(GOT):
通常、血液中にはごくわずかしかなく、心筋、肝臓、筋肉(骨格筋)、腎臓などに多く含まれている酵素です。よって、これらの臓器が障害を受けると値が上がります。異常値の解釈については、このASTの値だけで判断するというより、次項のALT(GPT)などの値といっしょに判断されるのが普通です。 なお、ASTが高値となる病気には、急性肝炎、劇症肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝癌、閉塞性黄疸、心筋梗塞、多発性筋炎や皮膚筋炎などの筋疾患、溶血性貧血などがあります。

ALT(GPT):
これも、血液中には通常は少なく、肝臓、腎臓、心筋、骨格筋などに多くあります。よって、これらの臓器が障害された場合には値が上昇してきますが、ASTに比べれば含まれている量は少ないとされています。
ALTは、とくに肝臓の障害を鋭敏に反映するとされていますので、肝臓や胆道系の病気には有力な指標となります。ALTが高値となる病気には、急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝癌などがあります。

LDH(乳酸脱水素酵素):
これには、1から5 の5種類の型(アイソザイム)あります。この酵素は、心臓、肝臓、腎臓、筋肉などに多く含まれていて、血液中にはごくわずかしかありませんが、赤血球の中には多く含まれています。先程と同じ様な文言の繰り返しですが、これらが障害されれば値が上昇します。
このLDHの値が、上昇する病気としては、急性肝炎、肝癌(転移性肝癌により高値)、心筋梗塞、皮膚筋炎/多発性筋炎、溶血性貧血、白血病、急性腎不全などです。なお、5種類あるアイソザイムを測定することは、病気を鑑別するうえでは大変有力です。そこで、病気と関連するアイソザイムの異常を挙げますと下のようになります。

LDH1と2上昇:心筋梗塞・心筋炎、溶血性貧 血、急性腎不全

LDH2と3上昇:白血病、悪性リンパ腫、悪性 腫瘍

LDH5上昇:転移性肝癌、肝炎、肝癌、皮膚筋 炎/多発性筋炎

γ-GTP(ガンマジーティーピー):
この検査は、とくにアルコールを飲まれる方には、なじみのあるものだと思います。おもに、肝臓、膵臓、腎臓などの上皮細胞というところに多く含まれている酵素です。肝・胆道系の病気のスクリーニングに威力を発揮します。
高値を示す病気としては、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬剤性肝障害、原発性胆汁性肝硬変、胆道系の病気、膵頭部癌、心筋梗塞などがありますが、年齢や性別、飲酒歴、薬剤服用歴が大きく影響を与えますので、異常値の解釈には注意が必要です。

ALP(アルカリホスファターゼ):
体の各組織に含まれる酵素で6種類あります。この6種類は同時に出現するわけではなく病気によって、例えば、肝臓由来のALP2、骨由来のALP3、胎盤由来のALP4、小腸由来のALP5という具合に出現するものが異なります。なお、異常値の解釈には、注意が必要で、骨の成長と関連するため小児では成人より2~3倍高く、血液型がBもしくはO型の人が脂肪を多く含んだ食事をすると高くなったり、妊娠のときには高くなったりと正常でも上昇している場合があります。

Bil(ビリルビン):
血液が代謝(赤血球中にあるヘモグロビンのヘムに由来する)されたものが、間接ビリルビンで、これが、肝細胞でグルクロン酸抱合を受けると、つまり、胆汁中に排泄されやすい形になると直接ビリルビンとなります。この過程で、例えば、血液が壊され過ぎた場合(溶血)や、排泄の道筋が、なんらかの障害を受けると数値が上がり、いわゆる、皮膚や眼が黄色くなりかゆみを伴う黄疸になってきます。なお、数値的に2mg/dlをこえないとなかなか、見た目では黄疸があるかどうかわかりません。

直接ビリルビンが高値の場合:肝炎、肝硬変、肝癌、胆道系疾患、体質性黄疸などを考えた検査を進めます。

間接ビリルビンが高値の場合:溶血性貧血、無 効造血、体質性黄疸、薬剤性黄疸などを考えた検査を進めます。

TP(総タンパク):
体には、いろいろな種類のタンパク成分があり、この総和が総タンパクです。
高値の場合は、肝硬変や多発性骨髄腫、低値の場合は、吸収不良症候群、ネフローゼ症候群、タンパク漏出性胃腸症などが挙げられますが、一概にこの検査結果のみで判断はできません。

Alb(アルブミン):
総タンパクのなかで、最も多くを占めるものがこのアルブミンです。
アルブミンは、肝臓で合成されます。栄養状態や肝障害の程度を把握するのに役立ちます。

腎機能検査

BUN(尿素窒素):
タンパクが最終的に代謝されたものが尿素となり、これが、尿中に排泄されます。このため、腎機能の指標として利用されます。しかし、腎臓の力が30%くらいにならないと異常にならないように鋭敏ではありません。高値を示す場合は、腎機能障害、尿路閉塞、脱水症、絶食、タンパクの大量摂取などがあります。

Cr(クレアチニン):
筋肉内でエネルギー源として重要な役割を果たすクレアチンという肝臓や腎臓で合成されたものが、代謝されるとクレアチニンとなります。つまり、個人個人の筋肉量による影響を受けます。このクレアチニンは、尿のなかに排泄されますので、腎機能障害の指標として、先ほどのBUNとともに利用されます。しかし、この値も、腎機能が約30%程度にまで悪化しないと異常にならないこともあり、鋭敏ではありません。高値を示す場合は、腎機能障害、尿路閉塞、脱水症、ショック、大量出血、心不全などがあります。

シスタチンC:
通常、腎機能検査として使用されている血清クレアチニンや尿素窒素は食事や筋肉量(やせていると異常になりにくい)、運動の影響を受けてしまいます。しかし、血清シスタチンC値は食事や炎症、年齢、性差、筋肉量などの影響を受けないため、小児・老人・妊産婦などでも問題なく測定でき、なおかつ検査値の信頼性も高いため腎機能障害の早期診断に役立ちます。
尿検査で異常があり、血清クレアチニンや尿素窒素が正常であった場合には早期の腎症と考え、血清シスタチンCを測定します。なお、血清クレアチニン値が既に高値(2mg/dL以上)であれば、シスタチンCを測定する意義はありません。

*尿酸
核酸の成分であるプリン体の最終代謝産物です。
腎臓からいったんは、排泄されますが、再度、腎臓から再吸収されます。この能力をこえた場合に値が上昇してきます。なお、高値の場合は、体内での産生が亢進しているか、腎臓からの排泄が低下していることが考えられます。高値のときは、痛風など。

脂質代謝検査

TC(総コレステロール):
脂質の主な成分であり、様々な種類のコレステロールをまとめたものが、総コレステロールです。なかでも、善玉コレステロールとよばれるHDLコレステロールと悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールが有名です。
高値の場合、動脈硬化をきたし脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。他、ネフローゼ症候群や甲状腺機能低下症でも高値となります。

LDLコレステロール:
悪玉コレステロールと呼ばれるもので、動脈硬化とより関連性が高いとされております。

HDLコレステロール:
善玉コレステロールと呼ばれるもので、コレステロールを肝臓に戻すという動脈硬化をおこしにくいよう働きます。よって低値の場合は、動脈硬化の発生頻度が高まります。

TG(中性脂肪(トリグリセリド)):
脂質の成分の一つで、食事により摂られる脂肪のほとんどが中性脂肪です。食後に増加し、空腹状態が長く続いても増加する場合がありますので、採血時間の把握が大切です。高値であると、コレステロール同様に動脈硬化の危険が高まります。

尿検査

尿の色や濁っていないか、さらに遠心分離器にかけたときの沈殿物を調べ、出てはいけない成分がないか調べます。

pH:
尿が酸性、中性、アルカリ性のどれか調べます。発熱、脱水、飢餓、腎炎、糖尿病、痛風のときに酸性となり、尿路感染症、制酸剤使用、過呼吸、嘔吐のときにはアルカリ性となります。

タンパク:
タンパクは、体にとって必要なため、ごくわずかしか尿中には排泄されません。これが、多く出ている場合には、急性腎炎、腎盂腎炎、ネフローゼ症候群が問題となります。しかし、過激な運動後、ストレス、月経前などにみられる生理的タンパク尿、起立時にタンパクがでてしまう起立性タンパク尿、尿路系の炎症時に、血液、膿、粘液が尿に混入した場合などもありますので注意が必要です。

糖:
糖代謝の異常により血糖値が上昇した場合や血糖値が正常でも腎臓での糖の排泄閾値が下がった場合には陽性となります。糖尿病の診断は、尿糖の結果では行いません。

潜血:
尿路系の異常で、尿に血液が含まれていると陽性になります。横紋筋融解症などでは、見かけ上、血尿が陽性となります。また、ビタミンCを服用していると、陰性となることがあります。肉眼で見えないこともありますが、尿の遠心分離をした結果(沈渣)をすると分かります。

円柱:通常、正常人ではでてきません。

上皮円柱/多数ある場合には、尿細管病変と尿細管腔の閉塞が考えられます。

顆粒円柱/腎臓が勢い良く障害されているときに多くみられます。慢性腎炎、ネフローゼ症候 群でみられます。

脂肪円柱/ネフローゼ症候群でみられます。

赤血球円柱/急性腎炎、腎出血時にみられます。

白血球円柱/腎盂腎炎や急性糸球体腎炎でみられます。

便検査

潜血反応(ヒトヘモグロビン):
消化管の潰瘍、癌、結核、赤痢、寄生虫、炎症性腸疾患などで陽性になります。ときに痔核からの出血も問題となります。

ズダンIII染色:
糞便中に、脂肪が増加しているかどうかを調べる検査。もし、増加している場合には、消化液のなかに含まれる、リパーゼという酵素が減少していることになります。陽性の場合は、膵液分泌不全(膵炎、膵臓の壊死、膵癌など)、胆汁分泌不良(胆石、胆嚢炎、急性肝炎の初期、胆嚢を取ってしまったなど)、吸収障害(飢餓、栄養失調、吸収不良症候群)を考えます。

その他

CK(クレアチンキナーゼ):
骨格筋、心筋、平滑筋、脳などにある酵素で、筋肉にあるMM型、心筋にあるMB型、脳にあるBB型という3つの型(アイソザイム)があります。これらの組織が破壊されたとき高値となります。

アルドラーゼ:筋疾患や悪性疾患で高値となることがあります。

アミラーゼ:
デンプンを分解し、ブドウ糖にする酵素ですが、これも、膵臓由来のものと唾液腺由来の2つの型(アイソザイム)があります。膵炎のときや耳下腺炎などのときに高値となります。

血糖:
空腹の状態で採血をした場合(空腹時血糖)、126mg/dl以上ならば糖尿病を考慮した方がよいです。なお、食事をした状態で採血をした場合は、200mg/dl以上であれば、糖尿病を考慮いたします。

HbA1c:
赤血球中のヘモグロビンに結合した糖をみているものです。貧血があると、見かけ上、正常もしくは低値になりますので、注意が必要です。だいたい1~2ヶ月の血糖値の平均を反映しておりますので血糖コントロールが良いかどうかの指標となります。

CRP(C反応性タンパク):
感染症、炎症をおこしうる膠原病、悪性腫瘍などの疾患で増加します。

ESR(赤血球沈降速度(血沈)):
急性・慢性の各種感染症、膠原病、悪性腫瘍などで増加します。

以下のリンクから問診票(リウマチ科は初診用と再診用があります)をダウンロードしていただき、あらかじめ記入してご来院いただきますと、比較的スムーズにご案内することができます。ご協力をよろしくお願いいたします。

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